日高の風

北の風雲児・坂本直行の生涯

日本の誇る山岳画家坂本直行の生き様を見よ


 孤高の山岳画家・坂本直行はどのようにして生れたのか。
 坂本龍馬の直系である坂本家は、北海道開拓使として明治30年に移住してきた。
 明治39年に生を受けた直行は、幼少期を釧路と札幌で過ごし、青年となるや父親の静止を振り切って原野の開墾へと乗り出してゆく。
 家の中に雪が積もるようなあばら家で、妻のツルとともに農業に取り組む直行は、何を思い、何を希望としていたのだろうか。
 遺された坂本直行の資料と、様々な取材を経て綴られた、坂本直行伝をご堪能いただきたい。


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【著者紹介】
滝本 幸夫(たきもと  ゆきお)
1936年 岩見沢市生まれ。
1959年 専修大学商経学部を経て公務員生活に入る。
1960年 帯広エーデルワイス山岳会設立。
1965年 深田久弥氏の推薦で日本山岳会入会。
1967年 戦後北海道社会人山岳会として初めて中華民国玉山遠征。この間、深田久弥、坂本直行、田中澄江氏の知遇を得る。
2009年 日本山岳会北海道支部長に就任。
現在、日本山岳会会員。深田久弥の山と文化を愛する会会員。
著書に「北の山―北海道55座の記録と案内」(1972年 山と渓谷社)、「北の山の栄光と悲劇」(1982年 岳書房)、「田中澄江の歩いた北海道の山」(2013年 北海道新聞社)、「私の中の深田久弥」(2015年 柏艪舎)、他。


滝本幸夫:著

発売月:2024年05月

定価:1650円(税込み)
46判、ソフトカバー
頁数:232ページ
ISBN:978-4-434-33982-0 C0095