戦後が生んだ真の革命的思想家、太田龍を知っているか。
本書は、戦後の左翼運動史、思想史のみならず、尖鋭にして正しき陰謀史観の構築において、太田龍氏が果たした功績を顕彰するものであり、また、氏の足跡を知らぬ方々への啓蒙の書となりうる一冊と言えるだろう。
太田龍氏の伝言
「…私は約60年間…365日、休みをとった記憶が有りませんよ。365日、お正月もずーっと何か一生懸命、色々やって居ましたよ。そのままずーっと現在まで続いて居ます。365日…ずーっと60年以上やって居たので…過労ですね。その過労が今年の1月、非常なムクミとなって表れて、その結果、色々な容体が出て来ています。 …しかし私は今から普通の行動が出来るように回復したい。回復することが、私の私単なる個人と言うことではなくて、私が背負っている色々なテーマのために、これは成さなければならないと思って居ます。 …私の精神的、知的エネルギー、自然治癒力、これはかなり高いレベルにあると私は思っています。ですから私はこれから一年か二年のうちに完全な元の形として回復して、皆さんの為に、世界の為に、人類の為に、更に貢献したい、というふうに考えています。」
(平成21年3月25日の日本義塾公開講座より)