R・チャンドラーの「長いお別れ」をいかに楽しむか

清水俊二vs村上春樹vs山本光伸

翻訳家山本光伸がチャンドラーの三者の訳を通し翻訳のコツを伝授

R・チャンドラーの『長いお別れ』を肴に今宵一献――
ワイン、日本酒、コーヒー……それともやはりギムレット?

あなたは三者三様のフィリップ・マーロウに会えるだろう

『長いお別れ』とはどういう意味なのか? 本来、別れは一回きりのはずなのだが。
この意味が判然としたとき、この作品のタイトルとしての素晴らしさが心に染みることだろう。

チャンドラーの文章を紹介しながら三通りの訳文を提示し
三者の訳文を通して翻訳の面白さ、ひょっとして難しさ、
つまりは翻訳という作業のコツみたいなものがわかってもらえれば、
望外の喜びだ。(はじめにより)


山本光伸:著

発売月:2014年01月

定価:1540円(税込み)
46版 ソフトカバー
頁数:224ページ
ISBN:978-4-434-18688-2

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