地方が輝くために

創造と革新に向けての地域戦略15章

地方の醍醐味と可能性 理論と実践からの提言

閉塞状況にある硬直したいまの社会システムに新しい元気と活力を与え、地方から日本を変革する。
疲弊が進む「地方」の活性化に向けて活動を続けてきた著者が、豊かな経験と分析を交えて地域戦略を提言する。

第1章 地方は面白い、その醍醐味を知る
第2章 座標軸の中心を地方に置く
第3章 地方からの主張
第4章 自らの地域を知る力、分析力を身につける
第5章 少子・高齢化に向き合うために
第6章 地域の経済成長力を高める ―循環力の強化
第7章 連携と連帯 ―ヨコ社会の形成
第8章 雇用創出に向けて
第9章 戦略産業としての観光
第10章 地域からのエネルギー政策
第11章 公共事業の意義、建設業の役割
第12章 地方自治体の役割 ―地域の羅針盤
第13章 企業の力を活かす
第14章 生命体としての地域
第15章 次世代につなぐ国づくり ―地方の役割

読者の感想

今後目指すべき地域開発政策のビジョンが、喫緊のことから長大な未来のことまで、様々な分野で幅広く提案されており、今後地方を考える際、幾度も紐解かれるべき、たくさんのヒントの詰まった本だと思いました。そして何より、本書は活力と存在感に満ちた本だと感じました。読んでいて可能性を確信できる、あるいは希望を見出せる。まるで、小磯先生の心身をかりて、地方の潜在力が勢いよく語りかけてくるような力強さがあったのです。
 本書に私は、学問も仕事も、理論と実践が両輪となってはじめて血が通うことを学びました。理論に偏重すれば、どこか普遍的に過ぎるあまり個別的現実を見逃し、実践に偏重しても、特殊に過ぎ社会の全体性を見失う。本書を読んでまさに小磯先生は理論と実践の双方を体現されている、そう思いました。
 そしてこの本は、議論してみたくなる、実際に確認してみたくなる、もっと学びたくなる、とにかく自分なりにアクションを起こしたくなる、そのような本だとも思いました。

北海道大学大学院生 M氏


小磯 修二:著

発売月:2013年11月

定価:1650円(税込み)
46版 ソフトカバー
頁数:248ページ
ISBN:978-4-434-18553-3

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