「坂の上の雲」の世界がありありと―
文人墨客、各種芸人、芸者衆から掏摸の親分までが住み親しんだ根岸の里。
江戸下町の人間模様を同時代を生きた生き証人たちがここに蘇らせる。
本書に寄稿してくださった方々
大熊利夫:根岸に生きた人々を研究し、本書収録の「呉竹の根岸の里」「根岸夜話」をまとめた。
大熊利明:大熊利夫氏の息子。本書に「父の生い立ちと根岸」を寄稿。
(初代)林家三平:根岸に生まれ育つ。「呉竹の根岸の里」「根岸夜話」への序文に風流豊かに根岸を描写。
海老名香葉子:初代林家三平の妻。本書に「根岸の今昔」として根岸に来てからの思い出を寄稿。
最上武雄:陸羯南のひ孫。祖母を通じて7人の娘について語る。