「小説すばる」新人賞作家が贈るニューウェーブ!
凶悪な陰謀を打破すべく剣を取った、二人の武士(おとこ)の冒険譚!
男は常にからりとあれ
時は明治――こんなにも潔い武士(おとこ)たちがいた。
ふたりの巨人に魅せられた“予言の剣士”ふたりを待ち受ける奇想天外な運命
【あらすじ】
西南戦争の翌年、琵琶湖上空に巨大な黄金の龍が飛翔した。それは、蝦夷地のさらに北に位置する幻の小藩・“北影藩”の科学力が生み出した“龍船”だった。大西郷と大久保卿に己の夢を託した二人の武士が巻き込まれる、波乱万丈・奇想天外の冒険譚。