ANA857便を奪還せよ
―函館空港ハイジャック事件15時間の攻防
全日空857便の乗客乗員364名の命を救うため、男達は死力を尽くす。
日本を震撼させた15時間。
日本中に激震が走るなか、警視庁特殊部隊SAT支援の下、北海道警察機動隊と刑事が突入を敢行した。

〈2019年2月14日 北海道新聞函館版夕刊〉

〈2019年2月10日 北海道新聞朝刊〉
1995年6月21日正午、羽田発函館行のANA857便が離陸直後にハイジャックされた。犯人はオウム真理教の信者と見られ、毒ガスのサリンを持っていると脅した。
函館空港に着陸した857便を占拠するハイジャック犯に、北海道警察はその総力を挙げて対峙する。
警視庁の特殊部隊も投入され、事件解決へ向けて、極限まで緊迫する対策チーム。 一方その裏側で、事件報道という大役を担うマスコミも試行錯誤をくり返す。
ハイジャックされた機内への強行突入という、日本警察史上唯一の事例である本事件は、以後の「危機管理」に重大な示唆を投げかけることとなった。
本書は、四半世紀の時を経て、平成の事件史に残る“函館空港ハイジャック事件”の全貌を明らかにする。
【著者紹介】
相原 秀起(あいはら ひでき)
1962年、横浜市に生まれる。北海道大学農学部卒。在学中は探検部に所属。1985年、北海道新聞社入社。87年から社会部で警察担当、道警キャップなどを経て函館支社報道部勤務。2016年からは同支社報道部長。現在は道新ぶんぶんクラブ事務局長。
相原秀起:著
発売月:2019年02月
定価:1728円(税込み)
46判 ソフトカバー
頁数:242ページ
ISBN:978-4-434-25715-5 C0095