あなたは、こんなにも純粋に人を愛したことがありますか?
1968年、全国を震撼させた連続射殺事件。
捕まったのは貧しく愛を知らずに育った19歳の少年、永山則夫だった。
1審は死刑。控訴審で死刑が確定されると思われていた12年後の1980年、
永山が獄中で書いたベストセラー『無知の涙』を読んで、
アメリカから1通のエアメールが届く。
それは一つの「奇跡」が始まる瞬間だった。
処刑から20年。いま初めて公開される夫妻の愛の往復書簡。
「私は、殺人者のあなたをも受けいれています。
殺した罪は許せない。悪い、悪い罪です。
なのに、なのに、あなた自身を愛せているミミです」ミミ
「ミミが初めてNに愛をおしえてくれた人なのです」ノリオ
【担当者コメント】
30年以上にわたって永山問題を取材してきた嵯峨仁朗氏は、
唯一、永山則夫の元妻から信頼を受けた記者です。
永山本は沢山出ていますが、二人の手紙が公になるのは初めてのことです。
そして、ミミさんの愛の深さ、純粋さに誰もが感動することでしょう。
目次
Ⅰ 暗い海
Ⅱ 愛の往復書簡 アメリカより
Ⅲ ミミ
Ⅳ 愛の往復書簡 日本にて
Ⅴ 永山則夫の花嫁
Ⅵ 生と死と
Ⅶ 網走へ
Ⅷ エピローグ
あとがき
永山則夫・和美 年譜
〈2017年3月18日 福島民報〉
〈2017年4月23日 北海道新聞〉
〈2017年4月23日 秋田魁新報〉
〈2017年4月25日 週刊女性〉
〈2017年4月26日 東京新聞〉
〈2017年5月7日 神奈川新聞〉
「フォーサイト誌」(新潮社)2017年5月7日
【ブックハンティング】死刑囚「永山則夫のラブレター」を預かった私
〈2017年5月21日 京都新聞〉
〈2017年5月30日 東奥日報新聞〉
【鈴木邦男・嵯峨仁朗 対談】罪と罰と愛 ~永山則夫没後20年に考える~
【朝日新聞 書籍紹介記事リンク】永山元死刑囚と獄中結婚 2人をつないだ461通の手紙
〈朝日新聞 東京版夕刊 2017年8月1日〉