ヘミングウェイ生前未発表の短・中編全7編が新訳で甦る。
わたし自身、いつかはヘミングウェイの小説を翻訳してみたい
という思いを抱いてきたが、この翻訳書を前にして、
その願いは諦めなければならないかもしれない。
いまはただ、純粋な気持ちで、
すばらしいヘミングウェイ訳者の登場を心から祝福しよう。
(推薦文より)
【著者略歴】1899年、イリノイ州シカゴ近郊のオークパークに生まれる。1918年、第一次大戦に従軍し、重傷を負う。その後、フリーランスの記者を経て『われらの時代に』『日はまた昇る』などを刊行。1947年、戦時報道員としての勲功に「ブロンズ・スター」勲章が授与される。1952年、「ライフ」誌に『老人と海』を発表、翌年ピュリツァー賞受賞。1954年、ノーベル文学賞受賞。1961年、猟銃で自殺。享年61歳。