北の農業改良普及員

北海道十勝の厳しく美しい自然の中、森を切り開き、畑に変え、酪農家へといたる道を懸命に生きた一家の物語。

戦後の東北海道農政に酪農畜産を普及させるため、農業改良普及員として尽力し続けた人々がいた。
度重なる冷害や苛酷な生活環境の中、農家の支えとなり、新たな農業形態を常に追い求めた彼等の活動は、紛れも無く日本の屋台骨の一本を創り上げたと言えるだろう。
本書は、一人の農業改良普及員を通じて綴られた、まさに戦後の北海道農業改革の『現実』である。

著者略歴
本名『宮嶋芳雄』
1949年、上川郡標茶町生まれ。本作主人公『宮嶋寅雄』の長男。
北海道東部において酪農畜産の普及に尽力する父の姿を幼い頃より目にし、その活動の一部を書籍として残すため、残存する資料を基に本書を執筆。


北農道東:著

発売月:2012年11月

定価:1650円(税込み)
46判ソフトカバー
頁数:232ページ
ISBN:978-4-434-17289-2 C0095

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