シューティングスター

豪の人気作家P・テンプルによるハードボイルドな犯罪小説

かつて軍人、警官と二つの職業を経験し、心に深い闇を抱えたフランク・コールダーは、現在交渉人を生業としている。命の危険にさらされることも少なくない、不安定極まりない仕事である。
そんな彼に、経済界を牛耳るカーソン一族の長パット・カーソンから突然の依頼が入る。パットの曾孫が誘拐され、犯人に身代金を届けてほしいというのだ。警察に助けを求めず、自分に頼む理由は何なのか、疑問を胸にフランクはカーソン一家の住む屋敷に向かった……。

☆豪州における犯罪小説の最高峰、ネッド・ケリー賞最優秀長編賞受賞
☆インターカレッジ札幌 第6回翻訳コンクール最優秀者翻訳作品


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【著者略歴】1946年、南アフリカ生まれ。その後、オーストラリアに移住。1996年、処女作『Bad Debts』でネッド・ケリー賞新人長編賞受賞。2000年、自身三作目の『Shooting Star』(本書)で同賞の最優秀長編賞を受賞。本国のみならず、イギリス、ドイツなど海外でも高い評価を受けている。


ピーター・テンプル:著
圭初幸恵:訳

発売月:2012年06月

定価:1980円(税込み)
46判ソフトカバー
頁数:288ページ
ISBN:978-4-434-16660-0